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オイルゲージを選定するために必要な液体の情報について②

  しばらく投稿していない間に4月は終わり、5月も半ばになりました。新生活が始まり、五月病を何とか乗り越えた方もいらっしゃるかと思います。自転車通勤の私は、新制度に対応する為、雨の日は徒歩での通勤に変えました。

 

前回に引き続き、オイルゲージの選定をする際に必要な液種についてお話しします。

弊社問い合わせフォームや、お電話でお問い合わせ頂いた際に、使用される液体の詳細がわからない場合が多いです。一番困るのが「油」という回答。おそらく「特別な油というわけではない」という意味をこめられているのだと思うのですが、弊社としても念のため詳細を聞かせて頂くことになります。実際に、油とお聞きしていたが実は軽油だった、といったケースもありました。

 他には「作動油」「クーラント」という回答。作動油といっても、「一般鉱物油」「リン酸エステル系作動油」「脂肪酸エステル系作動油」など多様であり、使用できないオイルゲージも存在します。

 またクーラント液にも「エチレングリコール系」、「プロピレングリコール系」があり、使用できるオイルゲージに違いがあります。

 前回記載しました、SDSをご提示頂く、液体の成分をご教示頂けますと大変助かります。

 

 最後に、○○というメーカーのコンプレッサー(他、減速機・真空ポンプ)などで使用しているオイルゲージを紹介して欲しいというお問い合わせを頂くことがありますが、これに関しては

    弊社の製品ではない可能性があること

    弊社の製品であっても、どのような機械に付いているのか、全てを把握出来ているわけではございません

以上の理由からは回答できません。まずは、オイルゲージの型式を機械メーカー様にお問い合わせ下さい。

オイルゲージを選定するために必要な液体の情報について①

   暦の上ではもう春なのだそうです。毎年このニュースを聞く度、どこがやねん!と突っ込んでしまいます。ここから少しでも暖かくなって欲しいです。寒いの苦手なので…

 

さて、弊社製品は多種多様な液体に対応する為、ラインナップが豊富です。それ故に、どの製品が適しているの?と思われる方も多くいらっしゃるようで、弊社のHP上にあります、お問い合わせフォームからそのような質問も多く寄せられます。その中にご使用になられる液体に関してお聞きしているのですが、その中で度々「アルカリ性(酸性)の液体だ。」「PH○○の液体です。」といった回答がございます。

 

ご使用される液体についてオイルゲージの使用可否を判断する際には、液に含まれる成分、濃度、温度、タンク内の圧力、これらが明示されていないと的確な判断はできません。アルカリ性である事しか分からない場合、アルカリ溶液向けの製品をご案内する事は可能ですが実際の液種や濃度、ご使用温度によっては適さないケースがあります

また、PHの数値はアルカリ性や酸性の指標でしかなく、オイルゲージのパッキンや本体、ゲージ管に使用されているゴムや樹脂の耐性判断には、ほとんど関係ありません。

例えば、レモン果汁はPH23と数値だけ見れば強い酸性ですが、ご想像の通り、オイルゲージへの強い攻撃性はありません。(レモン果汁の液面を確認することはほぼないと思いますが…)

 

では弊社としてどういった回答を望んでいるのかを記します。

1 液体のSDSを提示頂く。

 ⇒ 最高です。我々としては最も情報をもらえている状態なのですが、『企業秘密』の壁に阻まれ、適切な回答ができないケースもあります・・・。


2 液体の商品名(品番等)

 ⇒ 具体的な液種がわからない場合、最終的に液体の商品名をご教示頂ければ、SDS等を検索することができます。液の詳細情報が得られた場合、適切な製品案内が可能です。ただし、情報が得られない場合もありますのでその点ご理解下さい。

 

液種についてはもう少し知って頂きたいことがあります。次回はその続きをお話しします。

長さが決まっている製品について

 少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。昨年、良いことがあった方は更に良い1年に、そうでなかった方は、リセットしてこの1年が良いものになることをお祈りしています。

 

さて新年1回目のQ&Aですが、長型オイルゲージは、カタログにない長さの製作は可能かという質問にお答えします。弊社のカタログやHPに寸法表があるのですが、標準の長さを記載しています。多くの長型ゲージは、そこから外れている中途半端な長さでも製作は可能です。しかしながら、中には長さが決まっている製品がございます。

今回は長さが決まっている製品について紹介します。

 

KL型 KL2型 KLA-SN型 KLVT型 KHR-A型 KHR-A2型

これらの製品は、部品の一部を成型で製作していますので、長さの型が決まっています。

現状細かいメモリが入っている製品はKL型とKHR-A型のみであることから、当該製品長さ違いの製作を望まれる方が多いのですが、現状はご希望に沿うことはできません。

 

KLM-LLS型 KLM-IIS型 KLM-AVLAVLS型 KLM-AVIAVIS

これらの製品につきましても保護管の長さが決まっていることから決まった長さでの製作となります。

長さはKLM-LLS型 KLM-IIS型は、

50 65(4型は除く) 75 100 125 150 200 250 300 350 400 450 500 550 600

KLM-AVLAVLS型 KLM-AVIAVIS型は

50 75 100 125 150 200 250 300 350 400 450 500 550 600

の長さで製作可能です。

なお、製品カタログ、HPの製品紹介ではKLM-AVLAVLS型 KLM-AVIAVISの長さに50 75の記載がありませんが、製作することは可能です。


 

 

最後に、上記で細かいメモリが入っている製品について記載しましたが、弊社でもKLA型などの他製品でメモリを入れる手段がないか思案しているところです。また、L型、I型も数量によっては、標準から外れる寸法も製作できそうです。今後、当ブログの新製品開発にて取り組みを報告できる日が来るかもしれません。

KLPC型、KLPC型-N型の屋外での使用について

 始まって間もないこのQ&Aブログですが、当HPにはQ&Aのコーナーがございます。

一問一答形式になっておりまして、よく頂く質問に回答しています。そちらもぜひ一読してみてください。

さて、そのQ&Aのコーナーには「屋外で使用できるオイルゲージは?」という項目がございます。弊社の製品のラインナップが並んでいますが、KLPC型、KLPC型-N型の記載がありません。多くの方にご愛用頂いている製品であることから、KLPC型、KLPC型-N型は屋外で使用して問題ないか?というお問い合わせを多く頂きますので今回はそれにお答えしようと思います。

 

屋外での使用では太陽光に含まれる紫外線、大気中に含まれるオゾン、降雨による水分などの影響を受ける事になります。

KLPC型、KLPC型-N型は本体にナイロン樹脂を採用していますが、耐油性、耐熱性に優れた性能を持つ反面、水分に対して長期間の使用では影響を受ける傾向があり、吸水による寸法の伸長や加水分解による強度低下が発生する可能性があります。靴を長期で使用し続けると靴底が剝がれてくる、あれと同じ現象です。

 

さらにシールに使用しているNBR製Oリングは、オゾン劣化することが知られています。難しくきこえますが、輪ゴムを放置しているとカピカピになって切れてしまう現象をイメージしていただければ良いかと思います。輪ゴムと比べるとはるかに影響は小さいものの、大気中に含まれるオゾンの影響を受けると、硬化や亀裂の発生に至る事があります。オゾンは一定程度の割合で屋外屋内問わず大気中に存在していますが、濃度の濃淡に関し、湿度や紫外線の影響が関係する傾向がある事から、屋外では特に影響を受けやすい事が予想されます。

 

これらの点から両製品の屋外での長期使用は厳しく、残念ながら推奨できないという結論になります。(使用環境による影響が大きく、問題が起きないケースもあるかとは思いますが、メーカーの立場としては、このような見解となります。)

 

どうしても屋外で使用される場合は、カバーを取り付ける等、雨や日光の影響が少ない場所にオイルゲージを設置していただくと、使用期間が延びると考えられます。ただし、屋内よりも劣化が早い環境であると考えていただき、定期点検や早めのゲージ交換を推奨致します。

部品のみの販売について

  11月もあとわずかになりました。弊社の製品は受注生産品が多く、納期がかかるものもございます。今年中に製品がご入用の場合は、この時期から注文を頂けますと幸いです。

 

 さて、今回ご質問頂いておりますのは、オイルゲージの部品のみの購入は可能か?というものです。

まずご理解頂きたいのは、弊社としては部品販売を推奨していないということです。弊社のオイルゲージは漏洩検査や外観検査を行っておりこれらの検査もメーカー責任の一部と考えております。メンテナンスによる交換の際は新しいオイルゲージをご注文して頂きたいのですが、やはり不慮の事故が起きてしまい部品だけが欲しいということもあるかと思います。締付トルクを間違えてボルトが折れた、誤ってゲージを落としてしまいガラス管が破損した、フロートを紛失した…等々

この様な場合に対し、比較的交換が容易で、交換頻度が高いと想定される部品に限り販売を行っております

ここでは、特に多くご質問を頂く型式で販売可能な部品を紹介していきます。

なお、原則として、部品を販売できますのは標準品に限られますのでご注意ください。

 

KLA

取付ボルト 温度計付取付ボルト

取付パッキン

フロート

 

KLPC型系統

取付ボルト(ワッシャ付)

取付パッキン

フロート

ゲージ管

    本体に内蔵されていますOリングの販売は行っておりません

 

KIM

取付パッキン(ネジ部についているパッキンです)

    ガラス窓に付いているパッキン(窓枠パッキン)の販売は行っておりません

 

KLM-L型・I

フロート

ゲージ管 (上下のシールパッキン2個付)

シールパッキンのみの販売も可能

KLM型系統

取付ボルト 温度計付取付ボルト バルブ付取付ボルト

オイルゲージ表に付いているパッキン (上下のボルト首元に付いています)

オイルゲージ裏に付いている取付パッキン

ゲージ管(上下の保護パッキン2個付)

保護パッキンのみの販売も可

 

 

最後に、部品の販売はあくまで弊社製品をご使用のお客様に対しての販売になります。弊社には他メーカー様の相当品に当たる製品がありますが、部品に関しましては寸法などの違いで相当品とはなりませんのでご注意下さい。

KLP・KLL型の締付トルクに関して

  朝晩がめっきり寒くなってきました。私も最近は早くも手袋をして出勤しています。年々秋が短くなってきている気がして寂しさを感じている今日この頃です。

 

 さて、弊社には多種多様な液体に対応するため、何種類もの製品をご用意しています。

ボルトでねじ込むタイプの製品については、カタログに取り付ける際に必要な締付トルクを記載しています。この基準を下回りますと締め付けが緩く漏れてしまう、オーバーしてしまいますと、本体が割れたり、ボルトが折れたりする可能性があります。

弊社が検証を繰り返し設定した数値になりますので、守って頂きたいのですが、トルク値が記載されていない製品が実はございます。その製品はKLP型とKLL型。今回はトルク値の記載がないKLP型・KLL型についてご説明致します。

 

KLP型・KLL型は本体自身がパッキンの役目を果たしている製品で、部品点数が少なく管理がしやすいことから多くのお客様に愛用して頂いている製品です。KLP型が2点止め、KLL型は1点止めとなっています。個人的には協和の製品で唯一の赤い本体もカッコよくお気に入りです。ボルトにストッパーがついている為、止まるところまで締め付けて頂くと本体の突起部が機能しシールされます。

このような製品ですので、厳格なトルク管理を必要としない為、トルク値の記載がありませんが、締め付けすぎるとシール部の破損や本体及びボルトの断裂が発生してしまいます。

 

参考値になりますが締付トルクの目安を以下に記載します。

 

KLP型本体小型  2Nm程度   5Nm以上は破損の危険性あり。

KLP型・KLL型  5Nm程度  10Nm以上は破損の危険性あり。

KLL型には本体小型タイプはありません)

ご使用環境によって多少の調整をしてください。

例えば直射日光の当たる屋外で使用されている場合は紫外線によって樹脂が硬化してしまい破損しやすい状態になってしまいます。

 

 

本日はここまでです。次回も宜しくお願い致します。

弊社のカタログやホームページに載っていない型式表記に関して

 11月となり、今年もあと2か月。1年というのは早いものです。

 

今回も皆様から寄せられるご質問の中でも特に多く頂戴する事項についてお話しします。

 

前回、KLA型の型式について解説しました。その際、最後に型式テンプレートを

KLA-サイズAD-指示線AC (M)紹介しました。

「あれ?今から出そうとしている見積りアルファベットがもう一つあるぞ?」

と困っている方、いらっしゃると思います。

例えば:KLA-100A-A-R-M10  のような形です。

 

このRは何なのか。というのが質問頂いている内容です。

 

KLA型やKLPC型など、フロートの入っている製品でRやBWなどのアルファベットが記載されていることがあります。

B:フロート黒(標準品) R:フロート赤 W:フロートナシ

という意味で使用されているようですが、弊社の正式な型式ではありません。

 

色で言いますと、オイルキャップKRM-AシリーズにもBRの表記が散見されます。

KRMシリーズには標準で赤・黒の2色があります。もう語らなくてもおわかりでしょうが、

B=黒 R=赤を表しているようです。

なお、正式な型式例は KRM-A2  となります。

 

他では、KLPCKLPD型など本体小型がある製品にはsが記載されていることがあります。

例を挙げると

KLPD-150-M10-sのような型式です。s=本体小型を表しています

こちらも弊社での正式な型式ではなく、KLPD-150(M10) 本体小型と表記するのが本来の型式です。

 

 

ではどこからこの表記が出現したのかと言いますと、とあるECサイト様がわかりやすくするために、独自でつけられた型式のようです。その結果、弊社の正式な型式と同様に認知されていっているようです。流石ネット社会。有難いことに、こうしたECサイト様に掲載されることによって、弊社の認知度も上がり、より多くのお客様に弊社製品をご利用いただいていますが、一方で型式についての質問も増えていることも事実です。型式がわからない時はここの内容を思い出して頂ければ幸いです。

 

 

本日はここまでです。ありがとうございました。

 

KLA型の型式について

   初めまして。㈱協和です。この度HPにブログが開設されました。ここでは良く頂く皆様からのご質問への回答。弊社の技術的な取り組み等を中心に発信していきます。今後とも宜しくお願い致します。

 

 さて、記念すべき第1回は、弊社の看板製品でもありますKLA型の型式について、詳しくお話しさせて頂きます。このKLA型、多くのお客様にご使用頂いているのですが、「型式がわかりにくい!!」というお声を頂戴します。この機会にじっくり説明させて頂きます。

 

 まず、基本の型式の一例を挙げます。

KLA-100A-A(M10)

KLA-250C-B(M12)

うーん…ABCが混在していて複雑だという御意見、よくわかります。


アルファベット前の数字。これはオイルゲージの取付ピッチを表します。ボルト中心~中心までの長さとなりますHP内にありますKLA型の製品紹介内の図面A寸法になります。

中途な長さも製作しますので、必要な長さを記載下さい。ご不明な場合は弊社営業課にお問い合わせ下さい。


では、次にアルファベットが並んでいますが、前に記載されているアルファベット群をご確認下さい。

ここではADまでのサイズを選択して頂きます。

 

A:幅22mm 厚み:15mm   取付けピッチ300mmまで 適用ボルトサイズ(M8) (M10)

B:幅26mm 厚み:15mm   取付けピッチ300mmまで 適用ボルトサイズ(M10) (M12)

C:幅30mm 厚み:20mm   取付けピッチ450mmまで 適用ボルトサイズ(M10) (M12) (M14)

D:幅35mm 厚み:20mm   取付けピッチ500mmまで 適用ボルトサイズ(M12) (M14)(M16)


ゲージ本体の幅・厚みによって4種のサイズがあり、サイズによって長さの制限があったり、使用できるボルトが決まっていたりします。例えば長さ350mmをご希望の場合はC型、D型が必然となり、M8のボルトでの製作ができない…といったことになります。主に長さとボルトの径でADを確定させてください。

 

次に指示線タイプを決定して頂きます。型式例でいうと後ろのACになります。

A:上下赤線タイプ B:上部黄線、下部赤線タイプ C:指示線ナシタイプ

となります。こちらもHP内の製品案内に写真がありますのでご参考ください。

指示線位置も決まっていて、AB型の場合は上下のボルトから15mmの位置。CD型は上下のボルトから20mmの位置に指示線が入ります。

 

最後にボルト径を選択してください。

 

以上で標準の型式の説明は終わりです。ここまで結構なボリュームがありました。

最後に、基本の型式テンプレートを記載して終わりにします。

 

KLA-サイズAD-指示線AC (M)

 

以上でKLA型の型式説明を終わります。

 

 

現在、KLA型の型式検索ツールを製作しています。EXCELでは完成しているので、ご要望がございましたらメールで送付することは可能です。将来的にはホームページ上に展開できるようにしていきたいと考えています。今後とも宜しくお願い致します。






始めに①Q&A

 このカテゴリーでは、良くある質問とその回答をご紹介していきます。

よろしくお願いします。

オイルゲージを選定するために必要な液体の情報について②

  しばらく投稿していない間に 4 月は終わり、5月も半ばになりました。新生活が始まり、五月病を何とか乗り越えた方もいらっしゃるかと思います。自転車通勤の私は、新制度に対応する為、雨の日は徒歩での通勤に変えました。   前回に引き続き、オイルゲージの選定をする際に必要な液...