新規印刷技術に関して

 いよいよ、展示会1ヶ月前となりました。


初の展示会ということで、色々と準備をしてまいりましたが、最も力を入れる企画と言えば、やはり、新製品の開発ということになるでしょう。これまで、こちらのブログでも、新製品の情報は、いくつか紹介しており、今回の展示会でも紹介することになります。


そして、新製品の中でも、今回紹介する技術が、展示会最大の目玉となります。協和で導入する新しい印刷技術です。こちらを導入することで、これまでできなかった目盛りの印刷やカラフルな印刷などもできるようになります。手作業で行っていたような工程を機械化することにより、これまで以上にスタイリッシュなデザインを実現します。


試作したデザインを下記に紹介します。

           

これまでになかったデザイン、いかがでしょうか?これらは、現在、試作段階ですが、10/14、10/15の大阪勧業展2026にて紹介させていただいた後、目盛線入りのアクリル製オイルゲージを皮切りに、様々な製品を投入していく予定です。協和の新たな挑戦が始まります。今後ともよろしくお願い致します。




オイルゲージ製作長さに関して

 当初はもっと更新するはずだったのですが、思いのほか忙しく、ペースが落ちてしまっています。色々、有益な情報発信を心がけていきたいと思います。



さて、今回は、KLPC型に代表される、パイプ式オイルゲージの長さ制限に関するお話です。長型オイルゲージの場合、ある程度長さを自由に決めることができます。では、どのくらいの長さまで製作可能なのでしょうか?


まず、ゲージ管を製作するパイプの長さによる制約があります。弊社では、ガラスで1.5m、樹脂製パイプは1mと2mのものを使用しています。では、、樹脂製で2mのゲージを製作できるのか?と言うと、答えは、『あくまで形だけは作れる』ということになります。


まず、弊社のゲージでは、オイルの残量が分かるように、縦線を印刷しています。この印刷機の限界が1mですので、1m以上のものは、縦線の印刷がないものしか製作できません。

次に、1.5mを超えるものになりますと、測定治具や加工の都合上、誤差を規定範囲内に収めることが難しくなります。1m前後の長さに関しても、何度か切断作業を繰り返して、正確なピッチを出すこともあります。単純なパイプの切断に思えるものでも、想像以上に手間がかかっています。


最後に、ゲージ管が長くなればなるほど、温度の影響を受けます。特に樹脂は、耐熱性に問題ない温度であっても、温度が上がるとかなり膨張します。ポリカーボネートを例にしますと、1℃あたり、70ppm程度の膨張となります。1mの場合、温度が20℃から80℃になると、ゲージ管は、約4mm膨張します。そうなると、ゲージ管に過剰な負荷がかかり、長期的には破損の原因となります。


現在、弊社では、製作の長さ上限を1500mmとしています(3点止めのLongタイプを除く)。ただし、上記で書かせていただいた通り、条件によっては樹脂の膨張等も考慮する必要があるので、長いゲージをご要望の場合は、弊社に使用条件の確認をいただければ幸いです。



本日のお話は以上です。




大阪勧業展2026に出展します。

来る10/14(水)、10/15(木)の両日、協和は、大阪勧業展に出展します。


展示会出展は協和初の試みとなります。新製品の開発情報や様々なオイルゲージ製品を準備しております。ぜひお越しくださいませ~。

大阪勧業展2026 株式会社協和


さて、今回の展示会で出展予定の新製品を紹介致します。


・ フッ素樹脂系製品のラインナップをさらに充実。特殊加工にて指示線入りも製作可能に!



・ お客様からの要望を形に。どこからでも見える新感覚オイルゲージが新登場!!


情報は、随時公開していきます。よろしくお願い致します。



オイルゲージを選定するために必要な液体の情報について②

  しばらく投稿していない間に4月は終わり、5月も半ばになりました。新生活が始まり、五月病を何とか乗り越えた方もいらっしゃるかと思います。自転車通勤の私は、新制度に対応する為、雨の日は徒歩での通勤に変えました。

 

前回に引き続き、オイルゲージの選定をする際に必要な液種についてお話しします。

弊社問い合わせフォームや、お電話でお問い合わせ頂いた際に、使用される液体の詳細がわからない場合が多いです。一番困るのが「油」という回答。おそらく「特別な油というわけではない」という意味をこめられているのだと思うのですが、弊社としても念のため詳細を聞かせて頂くことになります。実際に、油とお聞きしていたが実は軽油だった、といったケースもありました。

 他には「作動油」「クーラント」という回答。作動油といっても、「一般鉱物油」「リン酸エステル系作動油」「脂肪酸エステル系作動油」など多様であり、使用できないオイルゲージも存在します。

 またクーラント液にも「エチレングリコール系」、「プロピレングリコール系」があり、使用できるオイルゲージに違いがあります。

 前回記載しました、SDSをご提示頂く、液体の成分をご教示頂けますと大変助かります。

 

 最後に、○○というメーカーのコンプレッサー(他、減速機・真空ポンプ)などで使用しているオイルゲージを紹介して欲しいというお問い合わせを頂くことがありますが、これに関しては

    弊社の製品ではない可能性があること

    弊社の製品であっても、どのような機械に付いているのか、全てを把握出来ているわけではございません

以上の理由からは回答できません。まずは、オイルゲージの型式を機械メーカー様にお問い合わせ下さい。

オイルゲージを選定するために必要な液体の情報について①

   暦の上ではもう春なのだそうです。毎年このニュースを聞く度、どこがやねん!と突っ込んでしまいます。ここから少しでも暖かくなって欲しいです。寒いの苦手なので…

 

さて、弊社製品は多種多様な液体に対応する為、ラインナップが豊富です。それ故に、どの製品が適しているの?と思われる方も多くいらっしゃるようで、弊社のHP上にあります、お問い合わせフォームからそのような質問も多く寄せられます。その中にご使用になられる液体に関してお聞きしているのですが、その中で度々「アルカリ性(酸性)の液体だ。」「PH○○の液体です。」といった回答がございます。

 

ご使用される液体についてオイルゲージの使用可否を判断する際には、液に含まれる成分、濃度、温度、タンク内の圧力、これらが明示されていないと的確な判断はできません。アルカリ性である事しか分からない場合、アルカリ溶液向けの製品をご案内する事は可能ですが実際の液種や濃度、ご使用温度によっては適さないケースがあります

また、PHの数値はアルカリ性や酸性の指標でしかなく、オイルゲージのパッキンや本体、ゲージ管に使用されているゴムや樹脂の耐性判断には、ほとんど関係ありません。

例えば、レモン果汁はPH23と数値だけ見れば強い酸性ですが、ご想像の通り、オイルゲージへの強い攻撃性はありません。(レモン果汁の液面を確認することはほぼないと思いますが…)

 

では弊社としてどういった回答を望んでいるのかを記します。

1 液体のSDSを提示頂く。

 ⇒ 最高です。我々としては最も情報をもらえている状態なのですが、『企業秘密』の壁に阻まれ、適切な回答ができないケースもあります・・・。


2 液体の商品名(品番等)

 ⇒ 具体的な液種がわからない場合、最終的に液体の商品名をご教示頂ければ、SDS等を検索することができます。液の詳細情報が得られた場合、適切な製品案内が可能です。ただし、情報が得られない場合もありますのでその点ご理解下さい。

 

液種についてはもう少し知って頂きたいことがあります。次回はその続きをお話しします。

長さが決まっている製品について

 少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。昨年、良いことがあった方は更に良い1年に、そうでなかった方は、リセットしてこの1年が良いものになることをお祈りしています。

 

さて新年1回目のQ&Aですが、長型オイルゲージは、カタログにない長さの製作は可能かという質問にお答えします。弊社のカタログやHPに寸法表があるのですが、標準の長さを記載しています。多くの長型ゲージは、そこから外れている中途半端な長さでも製作は可能です。しかしながら、中には長さが決まっている製品がございます。

今回は長さが決まっている製品について紹介します。

 

KL型 KL2型 KLA-SN型 KLVT型 KHR-A型 KHR-A2型

これらの製品は、部品の一部を成型で製作していますので、長さの型が決まっています。

現状細かいメモリが入っている製品はKL型とKHR-A型のみであることから、当該製品長さ違いの製作を望まれる方が多いのですが、現状はご希望に沿うことはできません。

 

KLM-LLS型 KLM-IIS型 KLM-AVLAVLS型 KLM-AVIAVIS

これらの製品につきましても保護管の長さが決まっていることから決まった長さでの製作となります。

長さはKLM-LLS型 KLM-IIS型は、

50 65(4型は除く) 75 100 125 150 200 250 300 350 400 450 500 550 600

KLM-AVLAVLS型 KLM-AVIAVIS型は

50 75 100 125 150 200 250 300 350 400 450 500 550 600

の長さで製作可能です。

なお、製品カタログ、HPの製品紹介ではKLM-AVLAVLS型 KLM-AVIAVISの長さに50 75の記載がありませんが、製作することは可能です。


 

 

最後に、上記で細かいメモリが入っている製品について記載しましたが、弊社でもKLA型などの他製品でメモリを入れる手段がないか思案しているところです。また、L型、I型も数量によっては、標準から外れる寸法も製作できそうです。今後、当ブログの新製品開発にて取り組みを報告できる日が来るかもしれません。

廃番となった製品と後継品について

  12月になり今年もあとわずか。この時期はどこの業界も多忙を極めますので、あっという間に年末を迎えてしまいますね。

弊社は半世紀以上の歴史があることから、長年弊社製品をご愛用頂いているユーザー様によっては弊社の古いカタログをお持ち頂いていることがございます。その中には、残念ながら廃番となってしまった製品もございます。今回は、廃番になってしまった製品とその後続品をご紹介致します。

 

 

・KLA-SA

本体にアクリル樹脂を採用した成型品のオイルゲージでした。本体の強度を増すために、材質が変更となり、廃番となりました。

後続品

現在、同系統の成形品のオイルゲージは、透明ポリアミド樹脂を用いたKLA-SN型となっております。またアクリル樹脂を用いた製品はKLA型となります。こちらは成形品ではございません。

 

・KLPC-F

パイプ式のオイルゲージで、KLPC型と比較して、本体部にブッシュ機構が付き、ゲージ管が抜けにくい仕様の製品でした。コスト面、生産性効率化の観点からKLPC型と統合されました。

後続品

KLPC型になります。

 

・KLPC-FR

上記のKLPC-Fと同系統のパイプ式のオイルゲージで、こちらは温水や一般鉱物油等、特性の違う液体で使用でき、且つブッシュ機構も備えている製品でした。

KLPC-F型同様、コスト面、生産性効率化の観点から廃番となりました。

後続品

KLPC-SF

こちらはKLPC-FR型からブッシュ機構をなくした製品となっています。


 

 廃番と記載しますとマイナスな表現となってしまいますが、こうして過去を振り返ってみますと、先人たちの努力によって、より良い製品に進化していった、またはその礎になったと捉えるほうが良いのかもしれません。ポジティブシンキングは大切ですからね。

これからも引き継ぎ、更に良い製品を製作するよう尽力して参りますので、今後とも宜しくお願い致します。

新規印刷技術に関して

 いよいよ、展示会1ヶ月前となりました。 初の展示会ということで、色々と準備をしてまいりましたが、最も力を入れる企画と言えば、やはり、新製品の開発ということになるでしょう。これまで、こちらのブログでも、新製品の情報は、いくつか紹介しており、今回の展示会でも紹介することになります。...