当初はもっと更新するはずだったのですが、思いのほか忙しく、ペースが落ちてしまっています。色々、有益な情報発信を心がけていきたいと思います。
さて、今回は、KLPC型に代表される、パイプ式オイルゲージの長さ制限に関するお話です。長型オイルゲージの場合、ある程度長さを自由に決めることができます。では、どのくらいの長さまで製作可能なのでしょうか?
まず、ゲージ管を製作するパイプの長さによる制約があります。弊社では、ガラスで1.5m、樹脂製パイプは1mと2mのものを使用しています。では、、樹脂製で2mのゲージを製作できるのか?と言うと、答えは、『あくまで形だけは作れる』ということになります。
まず、弊社のゲージでは、オイルの残量が分かるように、縦線を印刷しています。この印刷機の限界が1mですので、1m以上のものは、縦線の印刷がないものしか製作できません。
次に、1.5mを超えるものになりますと、測定治具や加工の都合上、誤差を規定範囲内に収めることが難しくなります。1m前後の長さに関しても、何度か切断作業を繰り返して、正確なピッチを出すこともあります。単純なパイプの切断に思えるものでも、想像以上に手間がかかっています。
最後に、ゲージ管が長くなればなるほど、温度の影響を受けます。特に樹脂は、耐熱性に問題ない温度であっても、温度が上がるとかなり膨張します。ポリカーボネートを例にしますと、1℃あたり、70ppm程度の膨張となります。1mの場合、温度が20℃から80℃になると、ゲージ管は、約4mm膨張します。そうなると、ゲージ管に過剰な負荷がかかり、長期的には破損の原因となります。
現在、弊社では、製作の長さ上限を1500mmとしています(3点止めのLongタイプを除く)。ただし、上記で書かせていただいた通り、条件によっては樹脂の膨張等も考慮する必要があるので、長いゲージをご要望の場合は、弊社に使用条件の確認をいただければ幸いです。
本日のお話は以上です。
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