廃番となった製品と後継品について

  12月になり今年もあとわずか。この時期はどこの業界も多忙を極めますので、あっという間に年末を迎えてしまいますね。

弊社は半世紀以上の歴史があることから、長年弊社製品をご愛用頂いているユーザー様によっては弊社の古いカタログをお持ち頂いていることがございます。その中には、残念ながら廃番となってしまった製品もございます。今回は、廃番になってしまった製品とその後続品をご紹介致します。

 

 

・KLA-SA

本体にアクリル樹脂を採用した成型品のオイルゲージでした。本体の強度を増すために、材質が変更となり、廃番となりました。

後続品

現在、同系統の成形品のオイルゲージは、透明ポリアミド樹脂を用いたKLA-SN型となっております。またアクリル樹脂を用いた製品はKLA型となります。こちらは成形品ではございません。

 

・KLPC-F

パイプ式のオイルゲージで、KLPC型と比較して、本体部にブッシュ機構が付き、ゲージ管が抜けにくい仕様の製品でした。コスト面、生産性効率化の観点からKLPC型と統合されました。

後続品

KLPC型になります。

 

・KLPC-FR

上記のKLPC-Fと同系統のパイプ式のオイルゲージで、こちらは温水や一般鉱物油等、特性の違う液体で使用でき、且つブッシュ機構も備えている製品でした。

KLPC-F型同様、コスト面、生産性効率化の観点から廃番となりました。

後続品

KLPC-SF

こちらはKLPC-FR型からブッシュ機構をなくした製品となっています。


 

 廃番と記載しますとマイナスな表現となってしまいますが、こうして過去を振り返ってみますと、先人たちの努力によって、より良い製品に進化していった、またはその礎になったと捉えるほうが良いのかもしれません。ポジティブシンキングは大切ですからね。

これからも引き継ぎ、更に良い製品を製作するよう尽力して参りますので、今後とも宜しくお願い致します。

KLPC型、KLPC型-N型の屋外での使用について

 始まって間もないこのQ&Aブログですが、当HPにはQ&Aのコーナーがございます。

一問一答形式になっておりまして、よく頂く質問に回答しています。そちらもぜひ一読してみてください。

さて、そのQ&Aのコーナーには「屋外で使用できるオイルゲージは?」という項目がございます。弊社の製品のラインナップが並んでいますが、KLPC型、KLPC型-N型の記載がありません。多くの方にご愛用頂いている製品であることから、KLPC型、KLPC型-N型は屋外で使用して問題ないか?というお問い合わせを多く頂きますので今回はそれにお答えしようと思います。

 

屋外での使用では太陽光に含まれる紫外線、大気中に含まれるオゾン、降雨による水分などの影響を受ける事になります。

KLPC型、KLPC型-N型は本体にナイロン樹脂を採用していますが、耐油性、耐熱性に優れた性能を持つ反面、水分に対して長期間の使用では影響を受ける傾向があり、吸水による寸法の伸長や加水分解による強度低下が発生する可能性があります。靴を長期で使用し続けると靴底が剝がれてくる、あれと同じ現象です。

 

さらにシールに使用しているNBR製Oリングは、オゾン劣化することが知られています。難しくきこえますが、輪ゴムを放置しているとカピカピになって切れてしまう現象をイメージしていただければ良いかと思います。輪ゴムと比べるとはるかに影響は小さいものの、大気中に含まれるオゾンの影響を受けると、硬化や亀裂の発生に至る事があります。オゾンは一定程度の割合で屋外屋内問わず大気中に存在していますが、濃度の濃淡に関し、湿度や紫外線の影響が関係する傾向がある事から、屋外では特に影響を受けやすい事が予想されます。

 

これらの点から両製品の屋外での長期使用は厳しく、残念ながら推奨できないという結論になります。(使用環境による影響が大きく、問題が起きないケースもあるかとは思いますが、メーカーの立場としては、このような見解となります。)

 

どうしても屋外で使用される場合は、カバーを取り付ける等、雨や日光の影響が少ない場所にオイルゲージを設置していただくと、使用期間が延びると考えられます。ただし、屋内よりも劣化が早い環境であると考えていただき、定期点検や早めのゲージ交換を推奨致します。

オイルゲージを選定するために必要な液体の情報について①

    暦の上ではもう春なのだそうです。毎年このニュースを聞く度、どこがやねん!と突っ込んでしまいます。ここから少しでも暖かくなって欲しいです。寒いの苦手なので…   さて、弊社製品は多種多様な液体に対応する為、ラインナップが豊富です。それ故に、どの製品が適しているの?と...